青山敏弘【写真:Getty Images】
日本代表は11日、12日のキリンチャレンジカップ・パナマ戦に向けて試合会場となるデンカビッグスワンスタジアムで最終調整を行った。
MF青山敏弘は取材に応えパナマの印象について「個の能力が非常に、特に身体能力だったり高さ、強さがあるので、いかに個でも負けないか、さらに組織として上回れるか、両方持たないと勝てないと思う。絶対引かない、ビビらない、負けない、戦いのところで。単純なところだと思います」と語った。
森保ジャパンで2回目となった今回の合宿。青山は「監督の意図した1タッチの縦パスだったり、楔だったり、すごく多くトレーニングでもやっています。ただ個の能力が難しくなった時、組織としての崩しだったりが出てくると思う」と戦術が浸透している事を明らかにした。
ロシアワールドカップに出場した選手も今回の合宿から入ってきた。「緊張感はありますね。それはグラウンドだけでなくて、ホテルでもそうですし、移動でもそうです」と前回までの違いを実感し「刺激もらいながら、その中で何を出せるか、練習の中でレベルアップできるかどうかが試合で結果を出せるかどうかになってくる」と話した。
前回はキャプテンを務めた青山だが、今回は吉田麻也がやることになった。「もちろん自分の良さは出したいですけど、その前にしっかりチームとしての良さを出せればいいと思っている。つなぎ役としてのイメージを持って」と自らの役割について語った。
「練習で意図していることはやっているので、無理にそれを当てはめるんじゃなくて、自然にどれかが出てくるような形、それだけを求めていないので。それもあるし、個での打開もあるし、グループでの打開もある」と臨機応変を重視する青山。果たして前回のコスタリカ戦からの進歩を見せることが出来るだろうか。
(取材:舩木渉、文・構成:編集部)
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