日本代表の権田修一【写真:Getty Images】
日本代表は10日、12日に行われる国際親善試合のパナマ戦に向けて新潟市内で合宿を行った。
練習後、権田修一は「まあ人が替わっているんで、多少違いますね」と前回と雰囲気の違いを感じている様子だ。
9月に続き2回連続で代表に選ばれた権田は「この前のコスタリカとはまた次の相手は違うので、やるサッカーも違うと思うし、そうなった時にどうなるか。またフォーメーション違うかもしれないし、そこはどんな相手でもできるようにという意味では、逆に1試合じゃ判断できないところもあるのかなと思います」と語った。
所属するサガン鳥栖では17位と苦しい状況だ。「僕自身は欲が強い選手なので、もっとやっぱり貪欲に順位を上げられるような選手にならないといけないなと思う」と語る権田は「ベルギー戦みたいに3-2というのはたまにはありますけど、でも基本的には1点勝負とか、その1個を守るか、取り切れるかという勝負になった中で、やっぱりGKがそこの「1」を守れるかどうかで決まってくるところがあると思う。毎試合失点1で抑えています、じゃあその「1」を「0」にしないと、世界じゃ勝てなくなるとなってくるので、そこは僕自身はまだまだやっぱりやらなきゃいけないなと思う」と自らのこだわりについて話した。
森保ジャパンでは足元の技術も高いレベルで要求される。「足もとの技術というのは、近くにパスするだけが足もとの技術じゃないし、いいところにトラップしてロングボールを正しい、いいボールを蹴れるというのも足もとの技術だと思う」と自論を展開し「エデルソンだって、(マルク=アンドレ・)テア・シュテーゲンだって、アリソンだって、そういう世界レベルでも足もとの技術がある、ロングボールも蹴れる、状況判断も上手いと言われている選手ですら、ミスすることもある。少しでも、1個でも上にいけるようにというのをやらなきゃいけないと思います」と語った。
今回は12日のパナマ戦の他に16日にはウルグアイ戦もある。GKを1試合ずつ変えることも予想されるが「試合に出る準備をしてやるというだけ」と語る権田は「僕自身がまずはもっと出したいというよりも、もっともっと、こうやって1回代表に呼んでもらえてますけど、レベルアップすることが大事だと思うので、そこをとにかく試合に出る・出ないに関係なしに、やっていきたいなと思います」とフォアザチームで試合に臨む事を強調した。
(取材:舩木渉、文・構成:編集部)
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