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柴崎岳、親善試合の重要性を語る「世界との距離感を測れる試合になれば」

text by 編集部 photo by Getty Images

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柴崎岳【写真:Getty Images】

 日本代表は8日、パナマ代表との国際親善試合に向けた合宿をスタートさせた。スペイン1部ヘタフェに所属するMF柴崎岳は、所属クラブでの自身の立ち位置やこれからの日本代表に必要なことを語った。

 3試合連続ベンチ外とヘタフェで出場機会を失っている柴崎は、「コンディションはやってみないとわからないところもあると思いますし、でもプレーに対する自分のビジョンだったり、考えていることだったりは持っているものがあるので、ピッチに立ったらそれを表現すればいいかなと思っています」と、不安はない様子だ。

 また、「試合に出れば結果を求められますし、そこは本当に地道に腐らずにやっていくしかない。プロとしてやるべきことかなと思いますし、同時に色々なバランスを見ながらプレーしたいと思っています」と語った。

 日本代表の森保一監督とはコンディション面についての話をしたという柴崎は、今回の親善試合に向けて意欲を口にする。

「チームとしてチャレンジできるところは積極的にチャレンジしていきたいなと思っていますし、ミスを恐れずにチャレンジしていける時期が今なのではないかなと思っているので、そういったものを考えながらやっていきたいなと思っています」

 ロシアワールドカップを経験し、「30名くらい誰が出ても変わらないようなチームを作り上げる必要がある」と感じたという。そして、「新しい選手がどんどん出てくることは非常にいいことだと思いますし、呼ばれていない選手でも可能性のある選手はもっとたくさんいると思うので、そういった選手も含めて代表チームをいいものにしていく必要があるんじゃないかなと思います」と続けた。

 今回の親善試合については、「自分たちの立ち位置だったりとかが非常によく見える試合になると思っているので、やはり結果も100%追求しながら、そういった中で自分たちの今を、世界との距離感を少しでも測れるような試合になれば、今後の日本代表活動にも生きてくると思います」と話した。日本代表の現在地を知ることもテーマの一つとなりそうだ。

 森保監督の下、新日本代表をけん引する存在となれるか。柴崎の活躍に注目が集まる。

(取材:舩木渉、文・構成:編集部)

【了】

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