アレハンドロ・ホセ・エルナンデス・エルナンデス主審【写真:Getty Images】
現地時間5日にリーガエスパニョーラ第8節の試合が行われ、アスレティック・ビルバオはレアル・ソシエダを迎えて対戦し1-3の敗戦を喫した。この試合で主審を務めたスペイン人のアレハンドロ・ホセ・エルナンデス・エルナンデス主審の判定がソシエダ寄りだったと、5日にスペインメディア『エル・ディアリオ・バスク』が報じている。
アスレティック・ビルバオとレアル・ソシエダの試合は“バスクダービー”として知られる伝統の一戦だ。試合開始して26分、ペナルティーエリア内でビルバオのイニゴ・マルティネスが足を高く上げ、ソシエダのルカ・サンガッリの顔をかすめた。しかし、主審はファールの判定は下さず。
約1分後、ビルバオの選手がパスを繋いでいた時に主審が試合を止めて、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を確認。先ほどのプレーはファールだったとして、ソシエダにPKのチャンスを与えた。このPKをミケル・オイアルザバルが決めて30分にソシエダが先制。直後の32分にイケル・ムニアインがゴールを決めてビルバオが同点に追いつく。
47分にソシエダのルカ・サンガッリが勝ち越しゴールを決めた後、74分にはソシエダに再びPKのチャンスが与えられ、ミケル・オイアルザバルがチーム3点目を決めている。79分にはアドゥリスがシュートを叩き込みビルバオに2点目が入ったかに思われたが、主審はVARを使うことなくオフサイドの判定を下してノーゴールになった。結局、試合は3-1でソシエダの勝利に終わっている。
同メディアはタイトルに「VARがダービーの主人公」とつけ、VARの使うタイミングに問題があったと指摘した。試合も合計11枚のイエローカードが提示される大荒れの展開となっている。
アレハンドロ・ホセ・エルナンデス・エルナンデス主審は2017年1月、ベティス対バルセロナの試合において、バルセロナDFジョルディ・アルバのシュートがゴールラインを50cm以上超えていたにもかかわらず、ノーゴールの判定を下し物議を醸していた。
【了】