ユベントスのクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
FWクリスティアーノ・ロナウドに対して9年前に婦女暴行事件を起こした疑いがかけられている件は、所属クラブのユベントスの株価にも大きな影響を及ぼしたようだ。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。
独誌『デア・シュピーゲル』は昨年、C・ロナウドが2009年にラスベガスで女性に性的暴行を加え、多額の示談金を支払って和解したと報道。被害を受けたとされる女性は米国裁判所に訴えを起こし、再捜査が行われることになった。
C・ロナウド側は容疑を強く否定し、クラブも選手を表明する立場を取っている。だが、疑惑をかけられただけでもイメージの悪化は懸念される。個人スポンサーのナイキ社は「深く憂慮している」とコメントし、EAスポーツ社は人気ゲーム「FIFA19」の宣伝画像からC・ロナウドを外した。
こういった動きは株式を上場しているユーベの株価にも影響。スポンサーが動きを見せた5日だけでも株価は約10%下落し、今週を通しての下落幅は20%に達したという。
チャンピオンズリーグのヤング・ボーイズ戦を出場停止のため欠場したC・ロナウドは、6日のセリエA第8節ウディネーゼ戦で復帰する見通し。ピッチ外でのスキャンダルを払しょくするプレーを見せられるだろうか。
【了】