鹿島アントラーズ【写真:Getty Images for DAZN】
【鹿島アントラーズ 3-2 水原三星 ACL準決勝1stレグ】
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝1stレグが3日に行われ、鹿島アントラーズが韓国の水原三星をホームに迎えた。
鹿島はクラブ史上初のACL準決勝進出。決勝を争う相手は、グループステージでも対戦して1勝1敗の結果だった水原三星となった。
準々決勝2ndレグでイエローカードを受けたMFレオ・シルバは累積警告のため欠場。先週末のヴィッセル神戸戦からは先発を6人入れ替えて臨む。
だが鹿島はホームで最悪のスタートを切ってしまった。前半開始からわずか2分、水原の右CKからゴール前に入れられたボールが内田篤人の体に当たってゴールへ向かう。GKクォン・スンテが弾き返したがゴールラインを越えていたと判定され、水原が先制点を奪った。
さらに前半6分には水原に追加点。山本脩斗がプレスを受けて失ったボールがダムヤノビッチに渡る。水原のエースはそのままゴール前右側へ持ち込み、角度のないところからニアポストを抜くシュートを決めて2点差とした。
わずか6分間で2つのアウェイゴールを許した鹿島だが、そこから反撃に転じる。21分には右サイドでこぼれ球を拾ったセルジーニョがクロスを上げると、鈴木優磨と競り合った相手DFのヘディングがオウンゴールとなり点差は1点に。
その後も何度かチャンスはあった鹿島だが、前半のうちには決められず。両チームの選手たちがやや熱くなる場面も目立つ中、鹿島が1点ビハインドで折り返した。
後半は主審のジャッジにも苦戦し、何度か危ない場面も迎えた鹿島。だが83分に西大伍を投入すると、直後にその西が右サイドに抜け出してクロスを入れ、ファーサイドに飛び込んだセルジーニョが合わせて同点ゴールを奪った。
そのままドローで終えるかと思われた後半アディショナルタイムにはさらに劇的な展開が待っていた。遠い位置でのFKからゴール前に放り込んだボールを、最後は内田がシュート。94分の決勝ゴールで勝利を収め、1点リードで1stレグを折り返した。
【得点者】
2分 0-1 オウンゴール(水原)
6分 0-2 ダムヤノビッチ(水原)
21分 1-2 オウンゴール(鹿島)
84分 2-2 セルジーニョ(鹿島)
90+4分 3-2 内田篤人(鹿島)
【了】