昨季ジェノアでプレーしたジュゼッペ・ロッシ【写真:Getty Images】
昨季終了後にジェノアを退団してフリーとなっている元イタリア代表FWジュゼッペ・ロッシからドーピング陽性反応が検出された。そのため、1年間の出場停止処分が下される可能性もあったが、戒告だけにとどまった。1日に英メディア『BBC』が報じている。
陽性反応が検出されたのは今年5月12日に行われた昨季セリエA第37節のベネベント対ジェノア戦。ジェノアに所属していたG・ロッシはこの試合に交代出場していた。
検出された禁止物質は「ドルゾラミド」。一般には点眼薬に用いられ、点眼薬としての使用は禁じられていない。だがG・ロッシは聴取に対して点眼薬を使用したことはないと述べており、明確な説明をできなかったとのことだ。それにより、イタリアのアンチ・ドーピング機関(NADO)から1年間の出場停止処分が下される可能性があると海外メディアが報じていた。
同メディアによると、NADOによる審理の結果、戒告だけにとどまり出場停止処分は回避されたとのこと。G・ロッシは自身のツイッターを通じて「4ヶ月の悪夢は終わった。ようやくサッカーだけに集中することが出来る」とつぶやいた。同選手の弁護士は「ドルゾラミドがどのようにしてロッシの食べ物に混入したのか不明だ。意図的ではないし、我々は一貫して潔白を主張してきた」とコメントしている。
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