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ベルルスコーニ元ミラン会長がサッカー界復帰へ。3部モンツァ買収が合意

text by 編集部 photo by Getty Images

ベルルスコーニ
シルビオ・ベルルスコーニ氏【写真:Getty Images】

 イタリアの元首相であり、ミランの元オーナーであるシルビオ・ベルルスコーニ氏が、イタリア3部のモンツァを買収することが合意に達したようだ。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。

 報道によれば、ベルルスコーニ一家の持株会社であるフィニンベスト社がモンツァの株式の100%を現オーナーから買収する形となる。買収額は総額250万から300万ユーロ(約3億3000万~4億円)となるようだ。今月中には買収が正式に完了するという見通しが伝えられている。

 モンツァでは、ミランでもベルルスコーニ氏の右腕として長年仕事をしてきたアドリアーノ・ガッリアーニ氏がCEOに就任する見通し。ニコロ・コロンボ現会長はそのまま留任すると見込まれている。

 モンツァはミラノ近郊の小都市であり、F1イタリアグランプリなどが開催されるサーキットの存在でも有名。クラブはセリエAで戦ったことはなく、セリエB(2部)が過去最高のカテゴリーとなっている。破産により2015年に4部へ降格したが、その後3部に昇格している。

 ベルルスコーニ氏は1986年にミランを買収し、オーナー在任中に5回の欧州制覇や8回のスクデット獲得などを含む黄金時代を築き上げた。2017年に中国資本に株式を売却してミランを去ったが、再びサッカー界に返り咲くことになる。

【了】

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