先週末の試合でEURO2014招致に抗議していたアウクスブルクサポーター【写真:Getty Images】
現地時間25日にドイツ・ブンデスリーガ第5節の4試合が開催された。各クラブのサポーターはリーグへの抗議の意思を表すため、試合開始から20分間は応援を“ボイコット”していた。
25日にはブレーメン対ヘルタ・ベルリン、バイエルン・ミュンヘン対アウクスブルク、ハノーファー対ホッフェンハイム、フライブルク対シャルケの4試合を開催。いずれの試合でもキックオフから約20分までは、サポーターがチャントなどの組織的な応援を見せることはなかった。
ドイツメディアなどの報道によれば、ファンはリーグの過度の「ビジネス化」に対して怒りを表している。チケット価格の高騰や、月曜日開催を含めたテレビ放送のための試合日時設定などが批判の対象とされている。国内に諸問題を抱えた状況でのEURO2024招致に異を唱える声も強い。
抗議の横断幕も各スタジアムで数多くみられた。ブレーメンのサポーターは「サッカーは私たちと君たちのもの。有料テレビのためのものじゃない」「試合日時の細分化にストップを」などの横断幕を掲げていた。
抗議活動は第5節の全試合会場で実施予定。26日に開催される残りの5試合でも同様の抗議が予定されている。
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