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488日ぶり復帰&ゴールの宮市亮、完全復活に自信「90分間戦う準備できている」

text by 編集部 photo by Getty Images

宮市亮
ザンクトパウリの宮市亮は3度にわたるひざの大怪我から完全復活なるか【写真:Getty Images】

 2015年にアーセナルからザンクトパウリに加入したものの、すぐに左ひざの前十字じん帯を断裂。その後復帰するものの、昨年6月に今度は右ひざの前十字じん帯を断裂。そして今年4月にも本格復帰間近で再びひざを痛めた。

 3度のひざの負傷に見舞われキャリアの危機に立たされていた日本代表FW宮市亮が、完全復活に向けて歩み始めた。現地時間21日に行われたブンデスリーガ2部第6節のインゴルシュタット戦でベンチ入りを果たすと、70分から途中出場し、82分に復活を印象づけるゴールも奪った。

 実に488日ぶりのトップチームでの公式戦復帰に、宮市本人も喜びを隠さない。25歳の日本代表FWのコメントを独紙『ビルト』が伝えている。

「僕にとってはちょっとしたおとぎ話のようでした。数ヶ月前にはプレーできず、自分のキャリアについても考えました。でも、今は復帰して、ゴールも決めて、僕らは試合に勝った。本当に嬉しいです」

 ザンクトパウリは26日にパーダーボルン戦、30日にハンブルガーSVとのハンブルク・ダービーと重要な連戦が控えている。宮市にとっては今後のポジション争いで自らの価値を示すうえで重要なチャンスでもある。

「交代出場もオプションになります。自分のスピードを見せられる。でも、僕は90分間戦う準備ができています」

 宮市がトップチームの公式戦で先発出場したのは2017年5月21日の2016/17シーズン最終節ボーフム戦だった。90分間フル出場は2016年12月17日のブンデスリーガ2部第17節ボーフム戦まで遡らなければならない。

 度重なるひざの大怪我から、不安なくプレーできるようになるには時間が必要なのは間違いない。今回のインゴルシュタット戦の途中出場までにも、セカンドチームで4試合に出場して慎重に準備してきた末に実現した。これからの連戦で宮市に約1年4ヶ月ぶりの先発出場、そして約2年ぶりのフル出場のチャンスは巡ってくるだろうか。

【了】

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