バレンシア対ユベントスの試合を裁いた審判【写真:Getty Images】
【バレンシア 0-2 ユベントス CLグループステージH組第1節】
現地時間19日にチャンピオンズリーグ(CL)グループステージH組第1節の試合が行われ、ユベントスはバレンシアと対戦し2-0の勝利をおさめた。この試合で、ユベントス所属のクリスティアーノ・ロナウドにレッドカードを提示したフェリックス・ブリッヒ主審と助言をしたマルコ・フリッツ副審は過去に“世紀の大誤審”を犯していたと、20日にスペイン紙『アス』が報じている。
問題のシーンは試合開始29分に起きた。ボールのないゴール前の競り合いでバレンシアのジェイソン・ムリージョが倒れ、C・ロナウドが起き上がるようにうながした。この時、C・ロナウドがムリージョの頭を掴むような仕草を見せたことからレッドカードを提示されている。ただし、この場面をブリッヒ主審は見ていない。フリッツ副審に状況を確認した上で、レッドカードを提示していた。
実はブリッヒ主審、過去にとんでもない誤審を犯したことがある。2013年10月に行われたブンデスリーガ第9節のホッフェンハイム対レバークーゼンの試合で、シュテファン・キースリンクのヘディングシュートはゴール枠内を外れたが、ネットが破れていたために外側からゴールの中へ。これをブリッヒ主審が認め、レバークーゼンの得点となっていた。
また、助言したフリッツ副審は2010年1月17日に行われたFSVフランクフルト対MSVデュースブルクの試合で誤審を犯している。デュースブルクのクリスティアン・ティファートが放ったシュートはゴール上のクロスバーを叩いて地面に落ちた。この時、ゴールの線から約1mほど手前に落ちているため、本来であればゴールではないが、主審を務めていたフリッツ氏は得点を認めている。
このほかにも、ブリッヒ主審は2017年6月のCL決勝でユベントス所属のフアン・クアドラードを退場させていた。レアル・マドリーのセルヒオ・ラモスと接触したことによる2枚目のイエローカードで退場したのだが、微妙な判定だったとして議論の的になったことがある。
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