ヴィニシウス・ジュニオールはレアル・マドリーのトップチームでチャンスを掴めるか【写真:Getty Images】
移籍金4500万ユーロ(約58億円)という破格でレアル・マドリーに加わったブラジルの神童ヴィニシウス・ジュニオール。
18歳の誕生日を待ってスペインに乗り込んできた次世代のスーパースター候補は、即戦力としても期待されたが、現時点ではセカンドチームが主戦場になっている。それでもやはり気になるのは、トップチームでの公式戦デビューがいつになるのかということだ。
ヴィニシウスは今季、レアル・マドリー・カスティージャ(セカンドチーム)の一員としてスペイン3部リーグに参戦し、すでに3試合で3ゴールの活躍を披露している。そのこともあって、現地時間19日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)のグループリーグ初戦、ローマとのビッグマッチでチャンスが与えられる可能性も伝えられてきた。
マドリーのフレン・ロペテギ監督には、18日のローマ戦前日記者会見でヴィニシウスの起用時期について質問が出たと、現地紙『マルカ』などが報じている。
今季からCL3連覇中の名門を率いる指揮官は「ヴィニシウスはカスティージャでとてもいい競争をしており、その時(デビューにふさわしいタイミング)が来たら、決めなければいけないことを決断するつもりだ」と述べた。
マドリーの公式サイトなどによれば、ローマ戦に向けてカスティージャから3人の選手がトップチームに練習参加しているようだが、その中にヴィニシウスの名前はなかった。ロペテギ監督の発言からも、まだ「その時」が来ているわけではないのかもしれない。
鳴り物入りで世界的名門に加わった18歳には、いつチャンスが与えられるのか。背番号は28となっており、現時点で登録はカスティージャのまま。時間が経てば経つほど、期待ばかりが膨らんでいく。
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