マンチェスター・ユナイテッドのアントニー・マルシアル【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのフランス代表FWアントニー・マルシアルは、冬の移籍市場でインテルへ移籍する可能性が消えたとみられている。英紙『ミラー』が15日付で伝えた。
現在22歳のマルシアルは、2015年に10代選手としては当時の史上最高額となる移籍金でユナイテッドに加入。1年目で二桁ゴールを決めるなど活躍を見せた。だがジョゼ・モウリーニョ監督のもとでは先発を外れることも多く、今夏には代理人が移籍の希望を明かしたこともあった。
結局夏の移籍市場でユナイテッドを離れることはなかったが、状況は依然として不安定なまま。今季プレミアリーグではここまで5試合のうち2試合の出場にとどまっている。
状況が変わらないようであれば、冬には出場機会を求めて他クラブへの移籍を考えることになるかもしれない。インテルはマルシアルの獲得に関心を示していたクラブのひとつであり、レンタルでの獲得を打診していたという。
だがユナイテッドは、マルシアルを移籍させる交換条件として、インテルのクロアチア代表MFイバン・ペリシッチとのトレードを要求したとのこと。ペリシッチは過去にもユナイテッドが獲得を熱望していた選手だった。だがインテルとしては今回もペリシッチを手放さない意志が強く、マルシアルの獲得も断念したとみられている。
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