W杯を制したフィールドプレーヤーが再び
UEFAネーションズリーグが開幕した。この夏のW杯の優勝国フランスは、リーグAのグループ1でドイツ、オランダと対戦する。
世界チャンピオンとして挑む最初の試合にディディエ・デシャン監督が招集したのは、ロシア大会出場の23人とほぼ同じメンバー。外れたのは負傷中のGK2人、ウーゴ・ロリスとスティーブ・マンダンダだけで、替わりにA代表キャップ経験のあるボルドーのブノワ・コスティルと、初選出の27歳バンジャマン・ルコント(モンペリエ)が呼ばれた。そしてドイツ、オランダ両戦とも第1GKに抜擢されたのは、ロシア大会に第3GKとして帯同したPSG所属のアルフォンス・アレオラだ。
W杯の熱気が落ち着くにつれて、フランス国内では、「勝ったのは良いがやはり戦い方は良くなかった」というネガティブな声も高まりつつあった。それだけに、大会後の初戦である今回の2試合でいったいレ・ブルーはどんな戦い方をするのかと注目が集まったが、そんな空気の中デシャン監督は、両戦ともにW杯の主力とまったく同じフィールドプレーヤー10人を先発に起用した。
ディフェンスはバンジャマン・パバール、ラファエル・ヴァラン、サミュエル・ウンティティ、ルーカス・エルナンデスの4人、中盤はエンゴロ・カンテ、ポール・ポグバ、ブレーズ・マテュイディ、そして攻撃はキリアン・エムバペ、アントワーヌ・グリーズマン、オリヴィエ・ジルーという鉄板の顔ぶれだ。
結果は、敵地で戦ったドイツ戦は0-0のドロー、ホームでのオランダ戦は2-1の勝利と、1勝1分の無敗でひとまず世界王者の面子を保った。