日本代表の原口元気【写真:Getty Images】
ドイツ1部のハノーファーに所属するFW原口元気は、2022年カタールワールドカップでの準々決勝進出を目標に掲げている。独紙『ビルト』が11日付でコメントを伝えた。
日本代表としてロシアワールドカップに出場し、決勝トーナメント1回戦のベルギー戦では先制ゴールを記録した原口。だが日本は2点のリードを奪いながらも最後は逆転され、初の準々決勝進出を逃す結果に終わった。
森保一新監督の初戦には負傷明けということもあり招集されなかった原口だが、「代表でプレーを続けていきたい」とプレー続行に意欲。「ベルギー戦の終わり方は今でも心残りです。次のワールドカップにまた出場して、準々決勝へ進みたいと思っています。日本はまだそこまで行ったことがありませんので」と意気込みを述べた。
そのためにはまず、今季から加入したハノーファーで活躍を見せていくことが必要となる。ブンデスリーガでは開幕戦に交代出場したあと、第2節は出場機会を得られなかったが、「1週間しっかりと良い練習ができました。負傷から回復して良いコンディションを取り戻せています」と自信を見せる。
ハノーファーでは、これまで以上にゴールに絡むプレーを増やしていきたいと原口は語る。「(ヘルタ・)ベルリンでは自分の仕事がありましたが、ゴール前で十分なプレーをすることはできませんでした。そこは不満でしたし、成長の余地があると思います」と述べ、ハノーファーでの今季は得点とアシスト合わせて10点を目標に掲げている。
背番号「10」でプレーすることもその意識改革への後押しとなる。「僕はクラシックな10番ではないですが、10番を着ることで、もっとゴールやアシストを生み出すべきだというプレッシャーを自分にかけたいと思います。10番がさらなるモチベーションになります」と原口は語った。
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