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中島翔哉が考える「勝利に貢献した」と言える瞬間とは? 日本代表の10番背負う

text by 編集部 photo by Wataru Funaki

中島翔哉
コスタリカ戦の前日練習で、中島翔哉は終始リラックスした様子だった【写真:舩木渉】

 日本代表は10日、キリンチャレンジカップ2018のコスタリカ代表戦に向けた前日練習を行った。

 報道陣に公開された練習の冒頭15分だけでも笑顔が絶えず、楽しそうにボールを蹴っていたのは10番を背負う中島翔哉。ロシアワールドカップ出場はならなかったが、新体制となった日本代表で生き残るために重要な一戦に臨む。

 2列目で崩しの核を担うとも目される中島は、コスタリカ戦に向けて「監督はそれぞれの選手の良さを出してほしいとは常々言ってますし、そのうえでみんなで協力してやれば自然とそういうのは出てくるとは思うんで、そういうふうにプレーできたら」と語った。

 森保一監督は、選手それぞれが持つ個性を存分に発揮したうえで、チームとしての高い組織力を示す必要性を説いてきた。一見、「個」と「組織」で相反するようにも感じられるが、中島は「あんまりそういうことは思っていない」と自らの考えを述べる。

「本当にサッカーはチームスポーツなので、みんなでいいプレー、お互いにいいプレーをしないと本当の意味で『勝利に貢献した』とは言えないと思うので、みんなでいいプレーをすることが本当に大事だと思いますし、その中で自分にできること、自分のサッカーを出そうと思います」

 チーム一丸となって戦っていく中で、武器でもある鋭いドリブル突破や積極的なフィニッシュを披露できるだろうか。日本代表の新10番となった中島のパフォーマンスは、コスタリカ戦で大きな鍵を握りそうだ。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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