マダガスカル国旗【写真:Getty Images】
マダガスカルのスタジアムで大規模な将棋倒し事故が発生し、少なくとも1人が死亡したほか多くの負傷者が出ているようだ。フランス『AFP通信』などが伝えている。
現地時間9日に行われたアフリカ・ネーションズカップ予選の試合で、マダガスカル代表とセネガル代表と対戦。試合はマダガスカルの首都アンタナナリボのマハマシナ・スタジアムで開催された。
朝からスタジアム外に長蛇の列を作っていた観客は、開門と同時に場内へなだれ込んだとのこと。3万人収容のスタジアムに対してゲートは1ヶ所しか開けられず、大勢が殺到したことで将棋倒しが起こったようだ。
この事故で少なくとも1人が死亡し、37人の負傷が確認されたと伝えられている。負傷者のうち2人は深刻な状態にあるという。事故にもかかわらず試合は予定通り開催され、2-2のドローに終わった。
アフリカのスタジアムでは過去にも同様の事故が多発している。昨年2月にはアンゴラで17人が死亡、同7月にはマラウィで子供7人を含む8人が死亡する将棋倒し事故が起こった。
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