南野拓実【写真:Getty Images】
日本代表のMF南野拓実が、11日に行われるコスタリカ戦に意欲を燃やしている。
日本代表は7日、札幌ドームでチリ代表と対戦する予定だったが、地震の影響で中止となった。
南野は「地震があって2日目でこういうサッカーさせてもらっている環境を作っていただいてることに感謝しなきゃいけないと思う」とし、「しっかりとたくましいプレーとか全力でプレーしている姿を見せて、少しでも勇気とか与えることができればいいかなと思ってます」と話した。
コスタリカ戦の会場は、南野の地元である大阪。こちらも台風21号の爪痕が残っている。「やっぱり理想はそこで活躍できれば」と語る南野だが、「まずは地に足つけてしっかり、今日の練習だったりとか、明日の練習とかホント一日一日をしっかり良い準備してアピールして、大阪での試合に向かえればな、と思っています」と冷静だ。
DF室屋成とは幼なじみ。2人が一緒にA代表でプレーする可能性もある。これについて南野は、「僕より僕らの両親の方がうれしいんじゃないかな」とコメント。それでも、「プレーしていてやりやすいなと感じたし、成の良さを僕は分かっているし、僕の良さを成も分かっていると思うので、まあすごく楽しかったですね」と話した。
ただ、宿舎でドラマチックなことはないようで、2人で話すようなことは「特にしない」とのこと。「僕らはここで何も成し遂げていないし、何も残していない。これからやな、っていうふうな話はしましたけど」と語り、ここを到達点にするつもりはない様子だ。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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