フットボールチャンネル編集部では、8月31日から9月2日にかけて行われた明治安田生命J1リーグ第25節のベストイレブンを選出。その中からアンケートによる今節のMVPを決定した。

　投票の結果、MVPは名古屋グランパスのジョーに決まった。

　リーグ戦6連勝中の名古屋はアウェイでジュビロ磐田と対戦。試合は12分、エドゥアルド・ネットのスルーパスに反応した金井貢史がペナルティエリア中央でボールを受けGKと1対1に。背番号31はそのまま冷静にシュートを流し込んでアウェイチームが先制に成功した。

　55分には前田直輝が追加点を挙げ、リードを広げた名古屋。ここからエース・ジョーの圧巻のパフォーマンスが披露される。

　まずは68分、敵陣中央でボールを受けた背番号7が正確なスルーパスを送る。これに反応した和泉竜司がゴール左へ蹴り込み、3点目を奪取。さらにその2分後、前田が右サイドからクロスを上げると、一度相手DFに当たったボールをペナルティエリア内で待ち構えていたジョーが左足を伸ばし、ゴールネットを揺らした。

　その勢いは試合終盤になっても止まらず。86分、左サイドでボールを受けたジョーがグラウンダーのクロスを反対サイドにポジショニングしていたガブリエル・シャビエルへ送る。背番号10は巧みなボールコントロールで相手DFをかわすと、そのままシュートを放ちチームの5点目を挙げた。

　ここまで1G2Aのジョーは後半AT、カミンスキーからのパスをカットすると冷静にゴールへ流し込み、チームの6点目を奪取。名古屋は昨季最少失点を誇った磐田相手に6得点大勝を収め、怒涛のリーグ7連勝を果たした。

　2G2Aを記録したジョーはこれで今季18点目となり、1位パトリックとは1点差に迫っている。

　第26節は9月14日に2試合、同15日に6試合、16日に1試合が行われる予定だ。　

▽明治安田生命J1リーグ第26節対戦カード

9月14日（金）
C大阪 – 磐田
鹿島 – 湘南

9月15日（土）
仙台 – FC東京
鳥栖 – 広島
名古屋 – 長崎
柏 – 清水
川崎F – 札幌
神戸 – G大阪

9月16日（日）
横浜FM – 浦和

【了】