スティーブン・ジェラード監督とブレンダン・ロジャース監督【写真:Getty Images】
スコットランド・プレミアリーグ第4節の試合が現地時間2日に行われ、セルティックとレンジャーズが対戦。「オールドファーム」と呼ばれる伝統のダービーマッチはホームのセルティックが1-0の勝利を収めた。
レンジャーズの監督には、今季から元イングランド代表のスティーブン・ジェラード氏が就任。初の監督経験だが、ここまで公式戦11試合無敗でヨーロッパリーグ本戦に駒を進めるなどの着実な結果を出していた。
一方のセルティックを2016年から率いているのはブレンダン・ロジャース監督。2012年から2015年まではリバプールの監督を務め、現役だったジェラード氏とともにプレミアリーグ優勝まであと一歩まで迫るなどの成績を残した。
監督となったジェラード氏との“師弟対決”はロジャース監督に軍配が上がった。62分にオリビエ・ヌチャムがカウンターから先制点を奪い、これが決勝点に。ジェラード監督にとっては公式戦初黒星となった。
「ジェラードはレンジャーズで良い仕事をしてきた。彼らは脅威になるチームだが、今日は無失点に抑えられて本当に嬉しい」とロジャース監督は試合後にコメントしている。英『スカイ・スポーツ』が伝えた。
スコットランドの“2強”として歴史的にタイトルを分け合ってきた両チームだが、レンジャーズが破産による下部降格を強いられたこともあって近年はセルティックが圧倒。レンジャーズの1部復帰後のリーグ戦でのオールドファームの戦績はこれでセルティックの7勝2分けとなった。
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