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マンU、連敗阻止も募る不安。モウリーニョ監督「3年目」のジンクス払拭へ必要なことは?

現地時間2日に行われたプレミアリーグ第4節、バーンリー対マンチェスター・ユナイテッドの一戦は2-0でアウェイチームが勝利した。ジョゼ・モウリーニョ監督の解任が噂されている中、何とか今季2勝目をもぎ取った赤い悪魔。ただ、課題はまだ山積みであり、モウリーニョ監督「3年目」のジンクスが訪れる可能性は決して低くない。(文:小澤祐作)

text by 小澤祐作 photo by Getty Images

勝利が絶対条件であったバーンリー戦

マンチェスター・ユナイテッド
ルカクの2ゴールもありリーグ戦2勝目を挙げたマンチェスター・U【写真:Getty Images】

 開幕3試合で1勝2敗。マンチェスター・ユナイテッドはスタートダッシュに失敗し、苦しい状況に陥った。特に、現地時間27日に行われたプレミアリーグ第3節の対トッテナム戦では、ホームで0-3の完敗を喫するなど結果、内容ともに悲惨なものとなってしまった。

 プレミアリーグ第4節、バーンリーとのアウェイゲームはマンチェスター・Uにとって勝利は絶対条件だった。相手は昨季7位でフィニッシュするなど躍進を果たした曲者だが、3連敗だけは何としても回避したかった。

 そんな強い思いが試合開始から見受けられたマンチェスター・U。前線から素早いプレッシャーをかけ続け、バーンリーのミスを誘発し、カウンターへと繋げるシーンをいくつか作り出した。ロメル・ルカクにボールが収まると、ジェシー・リンガード、アレクシス・サンチェスの両者は一気にスピードを上げ、背番号9を追い越し、相手ディフェンスラインを深い位置まで下げさせた。また、ポール・ポグバも果敢に前線へ顔を出し、攻撃の組み立て部分で大きな存在感を示したのである。

 ただ、できるだけ長い時間0-0の状況を作り出そうと引いて守るホームチームに対し、マンチェスター・Uはしばらく解決策を見出すことができなかった。そして時間が経つにつれ、クリス・ウッドを起点としたバーンリーの攻撃陣に押し込まれる。サイドを効果的に使い、ウッド目がけてクロスを送り込むシンプルな攻撃に、アウェイチームは少し苦労した。

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