今節もCR7にゴールは生まれず
待望の瞬間が訪れることはなかった。セリエA第3節、パルマのホームに乗り込んだユベントスは2-1で勝利。しかし、クリスティアーノ・ロナウドがネットを揺らすことはなかったのである。
開幕2試合(第1節キエーボ戦、第2節ラツィオ戦)も同じく得点を挙げることはなかったが、シュートまで持ち込むシーンは多く作れていた。今節もシュート8本を記録している。しかし、枠内に飛んだのはわずか1本だけであり、枠外4本、残り3本はシュートブロックに遭っている。やや強引にシュートを放っていた印象は否めない。
開幕3試合でノーゴールという結果には選手本人もサポーターも納得がいっていないはずだ。もちろん、レベルの高いプレーは随所で発揮されており、ユベントスにC・ロナウドが加わったのは間違いなく戦力アップに繋がっている。だが、これまでの実績や経験を考えても、C・ロナウドに一番求められているものはゴールだけであり、それが生まれなければ批判に晒されるのは当たり前だ。
もちろんユベントスの選手たち、マッシミリアーノ・アッレグリ監督は得点をプレゼントするため全力で背番号7をサポートしていくはずだ。今後もリーグ戦3試合で見られたように、C・ロナウドにボールを集め続けてゴールへの道を開拓することだろう。ただ、こうした意図がチーム崩壊を呼ぶことになる可能性も捨てきれないのは事実だ。