ユベントスのクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、2017/18シーズンのUEFA最優秀選手賞受賞を逃したことに怒りをあらわにしていたという。ユーベのマッシミリアーノ・アッレグリ監督が明かしている。
欧州サッカー連盟(UEFA)は8月30日に昨季の各賞の受賞者を発表。男子の年間最優秀選手にはレアル・マドリーのクロアチア代表MFルカ・モドリッチが選出された。
過去2シーズン連続でこの賞を受賞していたC・ロナウドは、昨季もチャンピオンズリーグ(CL)得点王に輝く活躍でマドリーの大会3連覇に貢献。だが、同じくマドリーで欧州制覇に貢献したのに加え、ロシアワールドカップでもクロアチアを準優勝に導いて大会MVPに選出されたモドリッチの方が高く評価された形だ。
C・ロナウドの代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏は、この結果に「馬鹿馬鹿しい」とコメントして不満を見せていた。その思いは本人も同様だったようだ。アッレグリ監督のコメントを伊紙『トゥットスポルト』などが伝えている。
「(C・ロナウドは)怒っていた。それが普通だ。CLで15点を決め、モドリッチと一緒に3連覇を達成したのだからね。だが、だからこそ彼はナンバーワンで居続けることができる。満足していないからだ」とユーベ指揮官は練習場でC・ロナウドが見せていた様子について語った。
UEFAの年間ベストFW賞やベストゴール賞は受賞したC・ロナウドだが、表彰式は欠席していた。年間最優秀選手を逃したことによる“ボイコット”ではないかとみられているが、アッレグリ監督は「彼個人の選択であり尊重すべきことだ」と擁護している。
【了】