北海道コンサドーレ札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督【写真:Getty Images for DAZN】
【北海道コンサドーレ札幌 3-1 ヴィッセル神戸 J1第25節】
明治安田生命J1リーグ第25節の試合が1日に行われ、北海道コンサドーレ札幌とヴィッセル神戸が対戦した。
今季のJ1も延期分の試合を除けば残り10節。1試合を多く残して4位に位置する札幌と、2ポイント差で5位の神戸との一戦は、3位以内での来季AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得に向けて重要な直接対決となった。
神戸は大物外国人選手のルーカス・ポドルスキとアンドレス・イニエスタがこの試合も先発。だが11分、先手を取ったのはホームの札幌だった。右サイドに侵入した駒井善成からのクロスに菅大輝がヘディングで合わせ、今季初ゴールを記録した。
そのまま札幌の1点リードで迎えた前半終了間際にアクシデントが発生。深井一希に対する中盤でのポドルスキのタックルが危険と判断され、主審はポドルスキにレッドカードを提示。神戸は後半を10人で戦うことになった。
さらに後半立ち上がりの50分には札幌がリードを広げる。左サイドの福森晃斗のクロスに都倉賢が右足で合わせ、ゴール左へ4試合連続得点となるシュートを流し込んだ。
神戸はイニエスタを55分と早い段階で下げ、ウェリントンを投入して反撃を試みる。79分にはCKからのボールに長沢駿が中央で合わせ、移籍後初ゴールで1点差に詰め寄った。
だが札幌は83分に反撃の芽を摘む3点目のゴール。エリア手前中央でFKを獲得すると、神戸がまだ壁を準備していた早いタイミングで福森が素早くシュートを放ち、壁の間を抜く低いシュートをゴール左に突き刺した。
そのまま試合終了を迎え、3-1で札幌の勝利。3位のFC東京と勝ち点で並び、初のACL出場に向けて前進している。
【得点者】
11分 1-0 菅大輝(札幌)
50分 2-0 都倉賢(札幌)
79分 2-1 長沢駿(神戸)
83分 3-1 福森晃斗(札幌)
【了】