日本を敗退に追い込むゴールを決めたナセル・シャドリ【写真:Getty Images】
イングランド2部(チャンピオンシップ)のウェスト・ブロムウィッチに所属するベルギー代表MFナセル・シャドリは、フランス・リーグアンのモナコへ移籍する可能性が高くなったようだ。英メディア『BBC』などが伝えている。
現在29歳のシャドリはオランダのトゥエンテ、イングランドのトッテナムでプレーしたあと2016年夏にウェスト・ブロムへ移籍。昨季は負傷のためリーグ戦わずか4試合の出場にとどまり、チームもプレミアリーグ最下位で降格に終わった。
今季のチャンピオンシップではまだ出場していないが、移籍市場終了前にウェスト・ブロムを去ることになりそうだ。移籍金1000万ポンド(約14億5000万円)でのモナコ移籍が合意に達し、完了に向けた手続きが行われているとみられている。
負傷で昨季の大半を欠場しながらもロシアワールドカップのベルギー代表に選ばれたシャドリは、大会で脚光を浴びた。決勝トーナメント1回戦では日本代表に対して2点差から追いついたベルギーが、後半アディショナルタイムにロングカウンターから劇的な逆転ゴール。決めたのはシャドリだった。
シュート自体はシンプルなものだったが、ゴールまでの過程を含めて大会屈指のファインゴールとして称賛を集めた。『BBC』では大会ベストゴールに選出し、国際サッカー連盟(FIFA)も最優秀ゴール候補のひとつに選んでいた。
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