フランクフルトに所属するマルコ・ファビアン【写真:Getty Images】
長谷部誠が在籍するフランクフルト。そのチームに所属する29歳のメキシコ代表MFマルコ・ファビアンはトルコ1部フェネルバフチェへの移籍に近づいていた。しかし、メディカルチェック通過後にドタキャンされたと、29日にトルコメディア『milliyet』が報じている。
イスタンブール入りし、フェネルバフチェのメディカルチェックも通過。残すは契約発表のみという状況になったが、移籍が急遽キャンセルとなった。昨季は怪我で長期離脱したものの、ロシアワールドカップやDFLスーパーカップのバイエルン・ミュンヘン戦に出場しており、すでに怪我は完治している。
どうやら問題はフェネルバフチェ側にあるようだ。最初にファビアンは年俸150万ユーロ(約2億円)を受け取る条件でフェネルバフチェと合意していたが、同メディアによると、契約発表間近になってフェネルバフチェのアリ・コチ会長が条件を変更してきたという。
ファビアンの獲得を狙っていたブルサスポルが提示したオファーが年俸80万ユーロ(約1億円)だったことを知り、年俸80万ユーロ以上は支払えないという連絡をフェネルバフチェ側から受けたとのこと。そのため、条件を受け入れられないとして移籍破談に繋がったようだ。
フランクフルトに残留することになったものの、戦力外と見なされているため厳しい状況は変わらない。フランクフルトとしても、残り1年の契約に迫ったファビアンを売却しておきたいところ。現在、メキシコ1部のクラブに移籍する可能性が浮上している。
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