なでしこジャパンの菅澤優衣香【写真:Getty Images】
【韓国 1-2 日本 アジア大会女子サッカー準決勝】
アジア大会2018年女子サッカーの準決勝が28日に行われ、日本女子代表(なでしこジャパン)が韓国女子代表と対戦した。
なでしこジャパンはグループリーグを首位で通過し、準々決勝では北朝鮮に2-1の勝利。日韓戦となった準決勝ではその北朝鮮戦から先発3人を入れ替え、國武愛美、中里優、菅澤優衣香がスタメンに入った。
開始からわずか4分あまり、その菅澤が起用に応える。前線へのロングボールを受けてエリア内左側へ抜け出すと、GKとの1対1から右足でのシュートを落ち着いてゴール右隅に流し込んだ。
だがその後は韓国が反撃に転じ、立て続けに日本のゴールを脅かす。13分には右からのクロス性のシュートがクロスバーを叩き、20分には枠内へのシュートをDF清水梨紗がヘッドで辛うじて弾き出した。
後半に入っても韓国のペースは続き、68分にはついに同点ゴール。左からのクロスにINAC神戸レオネッサ所属のイ・ミナがヘディングで合わせてGK山下杏也加を破った。
だが延長が近づきつつあった86分、なでしこジャパンが再び勝ち越す。右サイドの清水からのクロスを菅澤が逆サイドから頭で折り返すと、韓国DFの頭に当たってコースの変わったボールがオウンゴールとなった。
韓国は再び同点を目指して猛攻を仕掛けたが、そのままタイムアップ。日本は4大会連続の決勝進出を果たし、銀メダル以上が確定した。2大会ぶり2度目の優勝を狙う決勝ではチャイニーズタイペイ対中国戦の勝者と対戦する。
【得点者】
5分 0-1 菅澤優衣香(日本)
68分 1-1 イ・ミナ(韓国)
86分 1-2 オウンゴール(日本)
【了】