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Jリーグ 6年前

トーレスの初得点は何を変えるか? イニエスタの前で輝いた嗅覚、鳥栖逆襲の切り札に

天皇杯4回戦が22日に行われ、サガン鳥栖はヴィッセル神戸と対戦し3-0で勝利した。鳥栖のフェルナンド・トーレスはダメ押しの3点目を挙げ、チームの準々決勝進出に貢献している。移籍後初ゴールを記録したストライカーは、今後もネットを揺らし続けることができるだろうか。(文:青木務)

text by 青木務 photo by Getty Images for DAZN

ついに決めた移籍後初ゴール

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移籍後初ゴールを挙げたフェルナンド・トーレス【写真:Getty Images】

 端正なマスクにようやく笑顔が浮かんだ。今夏、サガン鳥栖に加入したフェルナンド・トーレスが、移籍後初得点を奪っている。

 ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタとの競演も期待されたが、2人ともベンチスタート。それでも、イニエスタが56分に出場すると、その8分後にトーレスも登場した。試合はすでに鳥栖が2-0とリードを奪っていた。

 鳥栖は速い攻撃を仕掛け、後ろから選手がどんどん追い越していく。先制点の場面はフィードに反応した福田晃斗が左でタメを作ると、オーバーラップした三丸拡が相手のオウンゴールを誘発した。50分には安在和樹が後方から飛び出すと、相手のマークに捕まらずネットを揺らした。

 そして、試合を終わらせたのがトーレスだった。84分、高橋秀人が相手ゴールライン付近にフィードを送り、福田がトリッキーなターンで相手を外す。この時、トーレスはペナルティエリア内でフリーとなっていた。寄せが遅れた相手を尻目に、元スペイン代表ストライカーは右足ダイレクトで合わせる。丁寧なシュートは右ポストの内側に当たり、ゴールに吸い込まれた。

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