APIAライカード・タイガースの関谷祐【写真:Getty Images】
オーストラリアのメルボルン・ビクトリーに加入した本田圭佑は、21日に行われるFFAカップ・ベスト16の試合で公式戦デビューを飾ることになるかもしれない。この試合で対戦するAPIAライカード・タイガースに所属するMF関谷祐との“日本人対決”となる可能性もある。
現在25歳の関谷は、APIAの主力選手として活躍中。2部リーグにあたるナショナル・プレミアリーグ・ニューサウスウェールズで今季20試合に出場して10ゴールを記録しており、FFAカップの16強進出を決めた試合でも決勝ゴールを挙げた。
豪『FOXスポーツ』は、本田との対戦に向けた関谷のコメントを伝えている。「待ち遠しいです。2ヶ月前には彼はワールドカップでプレーしていて、僕はテレビで見て応援していました。セネガル戦で同点ゴールを決めた時には興奮して叫び声を上げましたよ。対戦することになるなんて誰も想像できなかったことです」と関谷は語った。
関谷はAPIAでプレーしつつ、コーチングや他の仕事で収入を得て生活しているという。「(シドニーの)オペラハウスで調理助手として働いています。仕事は気に入っていますが、(メルボルン・ビクトリー戦のある)火曜日は休みにしてもらう必要がありました。普段は火曜の朝に仕事をしていますので」と自身の現状を説明している。
チームはリーグ首位に立っているが、トップリーグであるAリーグとの間に昇降格制度はない。「Aリーグでプレーしたいとは思っています。もちろんどのクラブでも構わないので契約したいですね」とステップアップへの意欲を口にしている。
17日にメルボルンでのトレーニングを開始したばかりの本田がAPIAとの試合に出場するかどうかはまだ未定。関谷が楽しみにする日本人対決は実現するのだろうか。
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