パルメイラスのルイス・フェリペ・スコラーリ監督【写真:Getty Images】
ブラジル1部のパルメイラスを率いるルイス・フェリペ・スコラーリ監督は、ヴィッセル神戸からの加入が決定したMF佐々木大樹への期待の言葉を述べ、アピール次第ではトップチームで起用する可能性も示唆している。ブラジル『ランス』が伝えた。
神戸の下部組織から今季トップチームに昇格し、これまでJ1で6試合に出場していた佐々木。17日には1年間の期限付き移籍でパルメイラスに加入することが発表された。
パルメイラスでは、当面はU-20チームでプレーすることが見込まれる。ブラジルでの報道によれば、現地に到着した佐々木はU-20チームおよびトップチームの試合を観戦したとのことだ。
パルメイラスを率いるのは、過去にブラジル代表やジュビロ磐田などの監督も務めた名将スコラーリ氏。佐々木については「ヴィッセル神戸のトップチームでプレーしていた。若い選手でクオリティーがある」と評価を述べ、「様子を見て分析する。下部組織からベンチ入りしていた選手たちもいる」とトップチーム入りの可能性にも言及している。
『ランス』によれば、佐々木の獲得にはスペインのアラベスや、FW大迫勇也の所属するドイツのブレーメンも関心を示していたという。パルメイラスは完全移籍での獲得も視野に入れ、保有権の30%を取得したと伝えられている。
佐々木の獲得をきっかけとして、パルメイラスは日本を中心としたアジア市場への進出も考えているようだ。神戸のオーナーである楽天の三木谷浩史社長との関係を構築することも期待しているとみられている。
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