韓国、アジア大会初戦で“ケチャドバ”
U-23韓国代表は、15日に行われたアジア競技大会初戦でバーレンに6-0と快勝を収めた。「コネ疑惑」が湧き上がっていたガンバ大阪FWファン・ウィジョのハットトリックが韓国の快進撃を導いた。彼に注がれていた非難も静まりそうだ。
まさにゴールがケチャップのようにドバドバと出た。少し乾燥気味の短い芝生は慣れていないものだが、序盤から主導権を握り、試合をコントロールしていく。そして17分、最初のゴールが爆発した。後ろからのスルーパスに反応したファン・ウィジョが美しい動きでボールを受け、武器である右足を振り抜いた。シュートはGKがどうしようもないコースに突き刺さった。
6分後、左サイドバックのキム・ジンヤが追加点を決めた韓国は、36分にまたもファン・ウィジョがゴール。守備を前にしながらも鮮やかな右足のシュートでゴールネットを揺らした。その5分後にはKリーグ2(韓国2部)で得点を量産しているナ・サンホが追加点。
さらに前半終了間際、またもファン・ウィジョが躍動した。GKと守備の間に落とされたイーブンボールを積極的な動きで奪取し、そのままゴールに叩き込んだ。これでハットトリックが完成。前半だけで得点の嵐を巻き起こし、バーレーンを5-0と圧倒した。
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