プノンペンで記者会見に参加した本田圭佑【©HONDA ESTILO】
オーストラリアのメルボルン・ビクトリーに加入することが決定した元日本代表MF本田圭佑は12日、カンボジア代表の「Head of delegation」に就任することを発表した。実質的な監督の役割も担うことになる。
メルボルンへ向かう前にカンボジアを訪れた本田は、12日に首都プノンペンでカンボジアサッカー連盟(FFC)の会見に出席。2年契約で代表スタッフの一員となることを発表した。
監督ライセンスを持たない本田は「Head of delegation(代表団長)」の役職に就くが、実質的な監督を務めることが明らかにされている。登録上の監督には、本田のパーソナルアシスタントを務める30歳のアルゼンチン人フェリックス・ゴンサレス氏が就任する。同氏はアルゼンチン最高位の指導者ライセンスを保有している。
本田はメルボルンで選手としてプレーしながら、国際Aマッチデーにはカンボジア代表のベンチに入るとのことだ。9月10日にホームで開催されるマレーシア代表との親善試合が「監督」デビュー戦となる。
ロシアワールドカップ後には日本代表からの引退を表明したが、オーバーエイジ枠での2020年東京オリンピック出場を目指すことを公言している本田。現役選手としてプレーしながら他国の代表チームを率いるという世界でも異例の挑戦に臨む。
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