本田圭佑【写真:Getty Images】
オーストラリアのメルボルン・ビクトリーに加入することが決定した元日本代表MF本田圭佑は12日、カンボジア代表のジェネラルマネージャーに就任することを発表した。
今月6日にメルボルン・ビクトリー加入が発表された本田は、オーストラリアへ向かう前にカンボジア入り。12日に現地で会見を行い、同国代表チームのジェネラルマネージャーに就任するというサプライズ発表を行った。
カンボジア代表は現在FIFAランキング166位。過去にワールドカップ出場経験はない。アジアカップでは1972年大会で4位となったことがあるが、その後は一度も予選を突破できていない。ロシアワールドカップ予選では2次予選で8戦全敗の最下位。日本代表とも対戦し、日本がホームで3-0。アウェイで2-0の勝利を収めている。
指導者ライセンスを持たない本田はジェネラルマネージャーという役職に就くが、実質的な監督としてチームの強化にあたる。現役選手が他国の代表チームを率いるというのは極めて異例のことだ。
本田はこれまでにもカンボジアと密接な関わりを持ち、同国1部リーグのソルティーロ・アンコールFCの経営に参画。サッカースクールも開校して選手育成に取り組んでいる。
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