リバプールへ移籍したGKアリソン【写真:Getty Images】
ローマのジェームズ・パロッタ会長が、ブラジル代表GKアリソンをリバプールへ売却した理由について明かした。9日に英紙『デイリー・ミラー』が報じている。
近年、ローマから主力の流出が相次いでいる。モハメド・サラーやラジャ・ナインゴランなど。そして今夏は正守護神のアリソンが移籍金6680万ポンド(約98億6000万円)でリバプールに売却された。次々と主力が退団する状況に不満の声も上がっている。
そんな中、パロッタ会長はアリソンを放出した理由について明かした。
「モハメド・サラーの時と状況が似ている。多くの人が知らないだけだ。もしくは、知ろうとしないだけだ。我々には他に選択肢がなかった。これは難しい問題だよ。彼は契約を1年残していたが、退団を希望した。プレミアリーグで何かを証明できると感じたのだろうね。外から見ている人は、我々に選択肢があると思うだろう。多くの時間が残されていると考えているのだろう。しかし実際は、その中で最高のものを作り上げないといけない。それは簡単なことではないのだ。時間なんてないし、多くの場合は選択肢もない」
【了】