ノルウェー代表のマルティン・ウーデゴー【写真:Getty Images】
レアル・マドリーに所属するノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーが、負傷中に用いたという最新技術を利用したトレーニング方法が注目されている。スペイン紙『マルカ』などが伝えた。
そのトレーニング方法とは、バーチャルリアリティー(VR)技術を用いたもの。自身のインスタグラム公式アカウントで投稿した動画の中で、ウーデゴーは頭部にVRゴーグルを装着し、手にコントローラーを持って体や頭の方向を小刻みに変える様子を見せている。
この技術では、選手が実際の試合中に直面する様々な状況がシミュレートされ、VRゴーグルに映し出されているという。その状況の中で、チームメートへの最適なパスを選択するなど判断のトレーニングを行うことができるようだ。
開発者はノルウェースポーツサイエンス大学の教授で、自身も元選手だというゲイル・ヨルデット氏。アンドレア・ピルロやフランク・ランパード、シャビなどの名選手らのプレーを分析した上でシミュレーションが構築されているという。
15歳でノルウェー代表にデビューし、“神童”として大きな注目を集めたウーデゴーは現在19歳。昨季をオランダのヘーレンフェーンにレンタルされて過ごしたあと、プレシーズン期間中は一旦マドリーに戻り、新シーズンの所属クラブ決定を待っている状況だ。
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