ジョーイ・バートン監督【写真:Getty Images】
英3部のフリートウッド・タウンを率いるジョーイ・バートン監督は、自身のキャリアが監督業で役立つと考えている。英紙『ガーディアン』が伝えた。
現役時代のバートンといえば、サッカー界きっての問題児として有名だった。暴力沙汰は日常茶飯事。選手キャリアの終盤には、10年にわたって1260試合で賭けをしていることが発覚し、18ヶ月の出場停止処分を受けた。
35歳となった元問題児は今、監督としてのキャリアをスタートさせるところだ。
バートン監督は新しい挑戦を前向きに考えており、「選手が問題を抱えていたら、大抵のことは自分がやってきたことだ。トラブルを経験していない人や何が起きたのか理由を掘り下げてきた人に比べたら、私のカオスなキャリアは監督としての自分の助けになるだろう」と語った。
同指揮官のスタイルは、選手に寄り添うことにあるという。バートン監督は「カギとなるのは人間同士のつながりだ。ランチのときは、チームメートと話すことが大事だ。電話じゃなくてね。それは常識的なことだが、全てのサッカークラブにおいて常識的なこととは限らない」と述べている。
フリートウッドは、10年間で6度の昇格を果たしているクラブで、レスター・シティのFWジェイミー・バーディーの古巣ということでも知られている。バートン監督のもとでさらに前進を続けられるだろうか。
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