日本代表FW武藤嘉紀がニューカッスルに加入【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドは2日、日本代表FW武藤嘉紀との正式契約を発表した。イギリスの労働許可証も無事に取得でき、4年契約を結んでいる。
3年間在籍したマインツから移籍する武藤は、クラブ公式サイトを通じて「ニューカッスル・ユナイテッドで初めての日本人選手として、このようなビッグクラブの選手になれることを光栄に思う。いい結果を達成できると願っており、そのために僕はここにいる。いいプレーをして、クラブの歴史に名を残したい」とプレミアリーグに参戦する喜びを語った。
ニューカッスルのラファ・ベニテス監督も「彼のことはかなりの間追いかけてきた」と述べ、「彼が我々にエネルギーと運動量をもたらし、チームの成長を助け、より良いシーズンになることを願っている」と武藤に期待を寄せた。
日本代表として出場したロシアワールドカップではグループリーグ第3戦のポーランド戦に先発出場し、82分までプレーした。A代表初キャップを刻んだ2014年9月から通算25試合に出場し、2得点を挙げている。
マインツでは3シーズンの在籍でブンデスリーガ通算66試合に出場し20得点10アシスト。負傷に悩まされた時期もあったが、昨季は27試合でプレーして8得点4アシストでチーム内得点王になった。
ニューカッスルは昨季フラムに貸し出していたセルビア代表FWアレクサンダル・ミトロビッチをそのまま売却し、センターFWタイプはドワイト・ゲイル、ホセル、アダム・アームストロングと武藤の4人。プレミアリーグの中では決め手に欠くため、武藤には参戦1年目からエース級の活躍が期待される。
なお、これまでデビュー戦になると見られていた4日のアウクスブルクとのプレシーズンマッチに、武藤は出場できないという。これは労働許可証取得におけるプロセスの最終処理のためで、今後に影響はない。
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