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C・ロナウドに続きモドリッチも流出!? レアル退団を希望、インテルが接触か

text by 編集部 photo by Getty Images

ルカ・モドリッチ
クロアチア代表をW杯準優勝に導いたルカ・モドリッチがインテル移籍か【写真:Getty Images】

 絶対的な得点源だったクリスティアーノ・ロナウドをユベントスに放出したレアル・マドリーだが、今夏のうちにもう1人、キープレーヤーがチームを去ることになるかもしれない。

 伊『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など複数のメディアが、ルカ・モドリッチのマドリー退団とインテル移籍の可能性について報じた。

 クロアチア代表のロシアワールドカップ準優勝に大きく貢献し、大会MVPも獲得したモドリッチ。マドリーでは背番号10を任されて押しも押されぬ中心選手として信頼されているが、今夏中に退団を望んでいるのかもしれない。『ガゼッタ』紙によれば、きっかけはモドリッチの妻からインテル側への接触だったという。

 これにはもちろんインテル側も関心を示さないわけがなく、モドリッチ獲得に動くことを決めたようだ。しかし、移籍市場で積極的に立ち回るインテルはラジャ・ナインゴラン、ラウタロ・マルティネス、シメ・ヴルサリコ、マッテオ・ポリターノといった選手の獲得に多額を投じており、バイエルン・ミュンヘンからアルトゥーロ・ビダルの加入も決定的とあって金銭的な余裕がない。

 UEFAが定めるファイナンシャル・フェアプレーの制裁を避けるため、将来の完全移籍前提でマドリーにモドリッチの買い取りオプション付きのレンタルを提案するのではないかと見られている。伊『スカイ』は、ワールドカップMVPの代理人がすでにインテル側と最初の接触を終えたとも伝えている。

 もう1つインテルがクリアしなければならない壁は、モドリッチの給与だ。マドリーと2年の契約を残している同選手は、イタリアでも少なくとも2年間はこれまでと同じ待遇を要求するとのこと。9月に33歳になる年齢と、長期契約のリスク、給与額の負担の大きさは7シーズンぶりのチャンピオンズリーグに挑むインテルにとって重いものだろう。

 ただ、インテルにとって有利な点もある。同クラブには新加入のヴルサリコの他に、マルセロ・ブロゾビッチ、イバン・ペリシッチといったモドリッチとクロアチア代表でともに戦う選手が多く在籍している。ピッチ上での連係構築も、ピッチ外での環境への順応でも大きな助けになるはずだ。

 C・ロナウドに続きモドリッチも失うとなれば、フレン・ロペテギ監督が就任したばかりのマドリーにとって大きな痛手になる。果たしてワールドカップMVPのセリエA参戦は実現するのだろうか。

【了】

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