日本代表の宇佐美貴史【写真:Getty Images】
フォルトゥナ・デュッセルドルフのロベルト・シェーファーCEOは、アウクスブルクが保有権を持つ日本代表FW宇佐美貴史の再獲得が濃厚となっていることを認めている。独紙『ビルト』が1日付で伝えた。
宇佐美は昨季2部リーグで戦っていたデュッセルドルフにレンタルされ、8ゴールを挙げるなどの活躍でチームの2部優勝と1部昇格に貢献。レンタル終了により一旦アウクスブルクに戻ったが、再度のデュッセルドルフ移籍に向けた交渉が行われていた。
シェーファーCEOは宇佐美の再獲得が近いという報道を認め、「タカをもう一度連れてくる!」とコメントしている。現在2020年までとなっているアウクスブルクとの契約を1年間延長した上でデュッセルドルフにレンタルされることが見込まれている。
完全移籍の形での宇佐美獲得を望んでいたデュッセルドルフだが、アウクスブルクの要求していた移籍金300万ユーロ(約3億9000万円)は高すぎるとして、昨季に続いてのレンタルを選んだようだ。「移籍金は出せなかった。だから譲歩するしかなかった」とCEOも認めている。
昨季の宇佐美がデュッセルドルフで特に活躍を見せたのは、1月に原口元気が加入して以降の後半戦だった。だが今季は序盤からの活躍が期待されている。
「タカは最初から良い状態で戻ってきてくれるはずだ」とシェーファーCEOはコメント。フリートヘルム・フンケル監督も、「タカにはゲンキが必要だったが、それはもう過去のことだ。今度は一人でもパフォーマンスを発揮できるだろう」と宇佐美への期待を述べている。
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