イラク【写真:Getty Images】
U-16イラク代表として国際大会出場のため出国しようとしていたメンバーのうち9人が、偽造パスポートを所持して年齢を詐称していたことが明らかになった。31日付『AFP通信』が伝えている。
U-16イラク代表のメンバー23名は、ヨルダンのアンマンで行われる国際大会へ出場するため現地時間30日にバグダッドを出発しようしていた。だが空港の出国審査で9人のパスポートが偽造であることが明らかとなり、出国を止められたという。
関係者の証言によれば、9人はチームスタッフからの指示により、若く見せるためにヒゲを剃っていたようだ。イラクサッカー協会(IFA)はこの一件を受け、U-16代表スタッフの解任を決定するとともに、選手にも処分を下す意向を明らかにした。
「U-16チームの技術スタッフ・管理スタッフは解任された。年齢を偽っていた選手たちに対しても対応を取る」とIFAのコメントが伝えられている。
イラクの年代別代表では過去にも年齢詐称行為が発覚している。今年に入ってからもすでに、18人の選手たちが年齢詐称により出場停止処分を受ける事件が発生していたという。
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