ロベルト・レバンドフスキはバイエルン残留か【写真:Getty Images】
レアル・マドリーからの関心が噂されていたバイエルン・ミュンヘンのFWロベルト・レバンドフスキだが、今夏中の移籍の可能性は低いのかもしれない。
今季からバイエルンを率いるニコ・コバチ監督が、レバンドフスキを放出するつもりがないと明言した。英『スカイ・スポーツ』などが伝えている。
かねてよりマドリー移籍の噂が飛び交い、レバンドフスキ本人も乗り気とされていた。しかし、コバチ監督は「ロベルトについて新しいことは何もない。彼はこのクラブから出ていかない。なぜなら我々にとって最高のストライカーだからだ。我々は手放したくないし、手放すつもりがない」とエースFWの放出を真っ向から否定している。
ただ「ロベルトがどこか別の場所でプレーすることを考えているのは確か」とコバチ監督は認めている。それでも「我々は彼とともに多くのことを達成したい。彼は偉大なフットボーラーだ。すでにブンデスリーガで多くのことを成し遂げており、多くのゴールを決めてきた選手だが、彼はもっと多くのゴールを決められる」と、今後もともに戦っていくことを望んでいる。
昨季は2年ぶりのブンデスリーガ得点王こそ獲得したものの、3年連続30得点は逃した。シーズン終了後にポーランド代表として臨んだロシアワールドカップでは精彩を欠き、自身が無得点だっただけでなくチームも失意のグループリーグ敗退に終わっていた。
環境を変えて新たなストライカーの獲得を目指すマドリー行きが進行するものとみられていたが、今夏中のバイエルン退団の可能性は低くなってきているのかもしれない。
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