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昨年“急性白血病”発覚の“プレミア昇格組”GKが現役引退。医師と協議した上で決断

text by 編集部 photo by Getty Images

カール・イケメ
ウルバーハンプトンでプレーしていたGKカール・イケメ【写真:Getty Images】

 プレミアリーグのウルバーハンプトン・ワンダラーズが27日、チームに所属する32歳の元ナイジェリア代表GKカール・イケメが現役引退すると発表した。

 イケメは昨年7月、シーズン開始前に行なっている定期検診で血液検査をしたところ、「急性白血病」を患っていることが判明。すぐに治療を開始し、12ヶ月間病気と戦っていた。クラブの発表によると、医師と協議した上で現役引退する決断に至ったという。なお、「強烈な化学療法」により「この病気から完全に寛解した」とも伝えている。

 同選手はウォルバーハンプトンの下部組織で育ち、同クラブが当時プレミアリーグにいた2003年にトップチームに昇格。QPRやレスター・シティ、ミドルズブラなど多くのクラブにレンタル移籍した後、2012年から再びウォルバーハンプトンでプレーしていた。

 2016/17シーズンは公式戦33試合に出場し主力として活躍。ナイジェリア代表としてもプレーし、2018年ロシアW杯アフリカ予選などにも出場していた。2017/18シーズンは治療のため、1試合も出場することなくシーズンを終えている。チームはこの年、チャンピオンシップで首位となりプレミアリーグ昇格を決めていた。

【了】

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