アンドレス・イニエスタがJリーグデビュー戦で着用したシューズ【写真:Getty Images for DAZN】
J1のヴィッセル神戸に加入した元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、22日に行われたJ1第17節の湘南ベルマーレ戦で移籍後初出場を果たした。スペインのファンやメディアはイニエスタがこの試合で着用していたシューズにも注目している。
イニエスタが湘南戦で履いていたのは白いシューズ。その後部には、スペイン国旗を三角形に切り取った形のデザインが付けられていた。
24日付スペイン紙『マルカ』は、イニエスタが「バルセロナ時代にはシューズに国旗を付けていたことは一度もなかった」と指摘。一方で、スペイン代表として出場したロシアワールドカップでは、イニエスタは同様のスペイン国旗が付けられたシューズを使用していた。
『エル・エスパニョール』は、過去にバルサに在籍した元スペイン代表FWダビド・ビジャのケースを振り返り、イニエスタの例と比較している。ビジャはバルサでシューズにスペイン国旗を付けていたが、ある時点からは付けなくなり、クラブから禁止されたのではないかと言われていた。その後、アトレティコ・マドリーへ移籍してからは再び国旗の付いたシューズを着用するようになった。
クラブが禁じたかどうかにかかわらず、カタルーニャの独立問題を抱えるバルセロナでは、スペイン国旗が一部ファンからの反感に繋がる可能性もあった。イニエスタもその点に配慮していたのかもしれないが、日本ではスペイン代表と同じく国旗を付けてプレーするようだ。
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