チェルシーのウィリアン【写真:Getty Images】
バルセロナはチェルシーに所属するブラジル代表MFウィリアンの獲得を熱望し、移籍金の提示額をさらに引き上げているようだ。
数日前には英国メディアで、バルサはウィリアンに対してすでに3度のオファーを提示していると報じられていた。提示額は徐々に引き上げられ、3度目のオファーでは5500万ポンド(約80億5000万円)にまで達したという。
だが、提示額はそれ以上との報道もある。21日付の英紙『デイリー・メール』によれば、3度目のオファーでは6500万ポンド(約94億8000万円)が提示されたとされている。バルサにとってはフィリッペ・コウチーニョ、ウスマン・デンベレ、ルイス・スアレスに次いでクラブ歴代4位となる金額だ。
スペイン紙『マルカ』は、ウィリアンの補強はアトレティコ・マドリーのFWアントワーヌ・グリーズマンの獲得失敗の穴を埋めるものだとの見方を伝えている。MFパウリーニョが中国の広州恒大へ復帰したこともあり、2列目からの得点力を強化したいという考えもあるとみられる。
チェルシーのアントニオ・コンテ前監督とは関係の悪化が取り沙汰されていたウィリアンだが、新たに就任したマウリツィオ・サッリ監督は同選手を高く評価しているという。マンチェスター・ユナイテッドも獲得を望んでいるとみられているが、バルサへの移籍は果たして実現するのだろうか。
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