ボルシア・ドルトムントのクリスティアン・プリシッチ【写真:Getty Images】
インターナショナルチャンピオンズカップのリバプール対ボルシア・ドルトムント戦が現地時間22日にアメリカのシャーロットで開催され、ドルトムントが3-1の勝利を収めた。
25分にはCKに合わせたDFフィルジル・ファン・ダイクのゴールでリバプールが先制。だが後半には19歳のアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチが自ら獲得したPKも含めた2ゴールを挙げる活躍を見せ、さらにもう1点を加えたドルトムントが逆転で勝利を飾った。
通常であれば、この試合のマン・オブ・ザ・マッチにはプリシッチが選出されるのが妥当だったかもしれない。だが意外にも、選出されたのはリバプールの先制点を記録したファン・ダイクだった。
ドイツ『ルールナハリヒテン』などが伝えるところによれば、プリシッチがマン・オブ・ザ・マッチに選出されなかった理由はその年齢にあるようだ。この試合のマン・オブ・ザ・マッチ賞はビール会社のハイネケン社が主催。開催地のアメリカでは飲酒可能な年齢が21歳からとなっているため、19歳のプリシッチは選出の対象外だったという。
ロシアワールドカップでは、バドワイザー社の主催するマン・オブ・ザ・マッチ賞の受け取りをエジプト代表のGKモハメド・エル・シェナウィが断ったという出来事もあった。こちらは年齢ではなく、イスラムの教義で飲酒が禁じられていることによるものだ。
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