明治安田生命J1リーグ第17節の全9試合が22日に各地で開催された。

　ロシアワールドカップのため中断されていたJ1は、18日に行われた第16節で約2ヶ月ぶりに再開。再開後2試合目となる今節からは、夏に各クラブに加入した新加入選手たちの出場が可能となる。

　特に注目が集まっていたのはスペインからやってきた2人の超大物選手。ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタ、サガン鳥栖のフェルナンド・トーレスはともにベンチスタートとなった。

　ホームで湘南ベルマーレと対戦した神戸は、0-2でリードされた59分にイニエスタを投入。絶妙なスルーパスでチャンスを演出する場面や、CKからのボールに合わせてボレーシュートを放つ場面もあったが、試合はもう1点を加えた湘南が勝利を収める結果に終わった。

　ベガルタ仙台をホームで迎え撃った鳥栖は0-0で迎えた50分にトーレスをピッチへ送り出す。自らのシュートやチャンスメークなど、トーレスも質の高いプレーを見せたが、勝利を収めたのは仙台の方だった。交代出場の西村拓真が87分に決勝ゴールを挙げている。

　首位を独走するサンフレッチェ広島はアウェイで最下位の名古屋グランパスと対戦。新戦力4人が先発した名古屋からゴールを奪えずスコアレスドローに終わった。

　2位のFC東京は横浜F・マリノスから5ゴールを奪い、その後2点を返されながらも5-2で勝利。広島との差を7ポイントに縮めている。3位の川崎フロンターレも小林悠の1点でV・ファーレン長崎を破った。

　鹿島アントラーズは鈴木優磨の2得点などで柏レイソルに6-2の大勝。清水エスパルスは新戦力ドウグラスの決勝点でガンバ大阪を下した。北海道コンサドーレ札幌とジュビロ磐田、セレッソ大阪と浦和レッズは引き分けで勝ち点1を獲得している。

　22日に行われた第17節の全9試合の結果は以下の通り。

名古屋 0-0 広島
神戸 0-3 湘南
鹿島 6-2 柏
札幌 0-0 磐田
FC東京 5-2 横浜FM
川崎F 1-0 長崎
G大阪 1-2 清水
C大阪 1-1 浦和
鳥栖 0-1 仙台

【了】

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