マンチェスター・シティに戻ったジョー・ハートだが…【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティに所属する元イングランド代表GKジョー・ハートは、完全移籍で他クラブへ移ることを希望している。チェルシーが獲得に動く可能性もあると報じられている。
かつてはシティとイングランド代表の絶対的守護神に君臨していたハートだが、2016年に就任したジョゼップ・グアルディオラ監督は同選手を冷遇。過去2シーズンはトリノとウェスト・ハムにそれぞれレンタルされてプレーしたが、イングランド代表から外れてワールドカップ出場を逃すことになった。
ウェスト・ハムへのレンタルを終え、ハートは保有権を持つシティに復帰している。20日にはインターナショナル・チャンピオンズカップのボルシア・ドルトムント戦に後半から出場して好プレーを見せた。
しかし、このままシティに残ることは現実的ではないと考えているようだ。「どこかへ完全移籍すべきなのは明らかだと思う。過去2シーズンはワールドカップ出場のためプレーする必要があったのでやるべきことをやったが、結果は見ての通りだった」とハートのコメントを英メディア『BBC』などが伝えている。
「クラブで重要な選手になることが必要だ。完全移籍でなければそうはならないと思う」とハート。移籍先については「どんなリーグでも大好きだ。セリエAに行けばセリエAも大好きになった。どのリーグに対してもノーと言うことはない」とあらゆる可能性を排除していない。
英紙『ザ・サン』は、チェルシーがそのハートに500万ポンド(約7億3000万円)のオファーを準備しているとも伝えている。レギュラーのGKティボー・クルトワがレアル・マドリーに移籍した場合の代役候補としてリストアップしているという。
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