大雨の中、クロアチア代表のユニフォームを着て抱擁を交わすコリンダ・グラバル=キタロヴィッチ大統領【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップで準優勝を果たしたクロアチア代表。小国クロアチアの躍進には目を見張るものがあった。それと同時に注目されたのがクロアチアのコリンダ・グラバル=キタロヴィッチ大統領。見る者の心を掴んだと、18日に『スタンダードメディア』が報じている。
キタロヴィッチ大統領はクロアチア初の女性大統領だ。クロアチア代表の試合では、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長の隣で、代表ユニフォームを着て応援する姿がカメラに捉えられていた。ただ、キタロヴィッチ大統領が愛される理由はそれだけではなく、いくつかのエピソードがある。
まず、飛行機で試合会場に行く際にはエコノミークラスを選択。サポーターたちと共に駆けつけ、さらにお金は自身の財布から支払っていたという。また、準々決勝と準決勝の前にはクロアチア代表の部屋に入り勇気付けていたとのこと。どちらの試合も勝利をおさめている。敗れた決勝戦の後には、大雨の表彰式でずぶ濡れになりながら全選手を労っていた。
今大会、キタロヴィッチ大統領はクロアチア代表の全試合に出席。最初はサポーターと共にスタンドで応援していたが、促されてVIP席に移動したという。
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