日本代表の中村航輔【写真:Getty Images】
明治安田生命J1リーグ第16節の試合が18日に行われ、柏レイソルとFC東京が対戦。FC東京が1-0の勝利を収めたが、この試合で柏の日本代表GK中村航輔が負傷してしまった。柏は19日、中村の検査結果について発表している。
西野ジャパンの一員としてロシアワールドカップに参加していた中村は、帰国後の初戦となるこの試合に早速先発で出場。だが61分、FC東京の右サイドからの低いクロスがパク・ジョンスに当たってコースを変えたオウンゴールで失点した。
この際、クロスに飛び込もうとしたFW富樫敬真の膝が中村の頭に直撃する形となった。中村は起き上がることができず、そのまま途中交代。担架に乗せられて運ばれる形でピッチを後にした。
柏はオフィシャルサイトを通じて「検査の結果、脳しんとうと診断されました。昨夜から大事を取って入院しており、今後の経過を観察していくこととなりました」と発表している。意識はあり、会話もできる状態だったが、18日は安静のため入院したとのことだ。
中村はJ1中断前の最終戦となった今年5月20日の名古屋グランパス戦でも相手選手と交錯し、脳震とうおよび頚椎捻挫と診断された。ワールドカップへの出場も危ぶまれる状況となったが、プレー可能な状態に回復すると判断されてメンバー入りを果たしていた。
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