レバンテ時代のダビド・バラル【写真:Getty Images】
J2の徳島ヴォルティスが、スペイン2部のカディスからFWダビド・バラルの獲得に迫っているようだ。スペイン『ミランテス・デル・バロン』が封じた。
現在35歳のバラルは、昨季スペイン2部で28試合に出場し6得点を挙げた。もともとはレアル・マドリーの下部組織出身で、スポルティング・ヒホンやレバンテ、グラナダなどでプレーしてきた。スペイン1部では通算221試合出場46ゴールという実績を誇り、二桁得点を記録したシーズンも2度ある。
また、トルコのオルドゥスポルやUAEのアル・ダーフラ、キプロスのAPOELニコシアに所属していたことで国際経験も豊富。選手データベースサイト『Transfermarkt』では、すでに徳島ヴォルティス所属に切り替わっている。
もしバラルの徳島加入が実現すれば、ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタ、サガン鳥栖のフェルナンド・トーレス、V・ファーレン長崎のハイロ・モリージャスに続いて今夏4人目のスペイン人のJリーグ移籍となる。
徳島にはリカルド・ロドリゲス監督の他に、コスタリカ代表GKダニー・カルバハル、元U-21スペイン代表MFシシーニョが在籍しており、言語面でチームへの順応に困ることはないだろう。新天地では元ナイジェリア代表FWピーター・ウタカとの強力2トップが実現する可能性もある。
また、昨季J1昇格プレーオフ進出に迫った徳島だが、今季は深刻な得点力不足に悩まされて15位に沈んでいる。23節を終えて総得点「21」はJ2で下から5番目の数字だ。バラルはこれまでの実績を活かし、得点力不足解消の切り札になるのだろうか。
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